自適塾

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衆善奉行

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仏教経典は釈迦仏陀が弟子に話した方便で

新約聖書はイエスキリストの例え話を伝える物ですが

道徳経は老子自身が自分の考えを感じ5000字にまとめた物です


岡本天明氏の日継神示では

『老子だけを宮の内に祭り 他の神は外に祭れ」と告げられています

その老子の一番大事な教えは「自然無為」です


「自然無為」とは「自然の流れに全てを任せ 自分の作為を何もしない」との意味です

「衆善奉行」とは「多くの人達と善い行いをたてまつって行きなさい」との意味で

「諸悪莫作」とは「もろもろの悪い行いを日が暮れて行くように止めなさい」との意味で

頓智で有名な一休禅師が大徳寺の床の間に書いてある掛け軸の文字です


その教えの元は中国の古典に有るもので

詩人・白居易が山に住む禅僧・鳥窠道林に「仏教の神髄とは」と問うたところ

「諸悪莫作・衆善奉行」の偈の前半を示された

白居易は「こんなことは三歳の子供でも分かるではないか」と言ったが

道林に「三歳の子供でもわかるが八十歳の老人でもできないだろう」と

たしなめられたため謝ったという


私達は文化を発展させてきましたが

一番大事な基礎の処を失ってしまった様です


自適塾はその大事な失った物を取り戻すための

一番易しい学習の場です


2005年2月10日

礒邉自適

老子

一休
諸悪莫作
自然無為