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A休息(神への誘い) 楽しいの「楽」は 日本では苦楽のラクに使用する。 何故、「くるしい」の反対語が「らく」とされているのだろうか。 それは、呼吸に関係しているのだろう。 呼吸の事を 日本では「イキ」と言う。イキとは、生きるのイキである。 植物や、動物も全て呼吸をしている。だから、生きるとは呼吸をしている状態の事を言うのだろう。 死とは、其の呼吸が止まった状態を表す言葉なのだ。 その様に考えると、苦しむとか 苦しいとの表現は、死の一歩手前の事だと考えると理解し易い。 そして それと反対の言葉の「楽・らく」は、呼吸がラクに出来ている状態を言い表している事に成る。 イキは、別の漢字で「息」と書く。息は「自+心」の組み合わせの文字だから 自からの心の状態が、呼吸に現れるとの意味である。 息子とは、自分の精神状態や生活のリズムが、其のまま現れた姿との意味を持つのであろう。武道や芸術でも、一番大事なのは呼吸であるとされている。 特に、日本の書道や絵は、書き直しが利かない物である。 スポーツでも、何でもリラックスしていなければ、良い結果が出せないのである。 宗教の、祈りや瞑想等も、呼吸が一番重要とされている。 佛に成り、神に近づくのにも 呼吸が一番大事なのだ。 休息とは、その呼吸を楽にする事である。 「休」の漢字は「人+木」の組み合わせで、人が木に寄りかかって、安らかにしている姿の象形文字である。 インドの釈迦は、六年間の厳しい修行を止めて、池で水浴びをし、スジャータに貰ったミルクを飲んで、木の根元に寄りかかった時に、大悟している。 修行を止めて、リラックスして楽に成った時に、成仏できたのである。 イライラ・セカセカの振動波は、短波なので、電離層で跳ね返るので、決して宇宙意識には達する事が出来ない。 宇宙意識に達するには、穏やかな気持ちに成って、緩やかな長波に成らなければならない。緩やかな長波は、電離層を抜けて、宇宙の星々と共鳴を起こす事が出来るのである。 弘法大師空海の言う「虚空蔵菩薩求聞持法」とはその事なのである。 自由を得て、休息し、緩やかな心境になれば、自ずと知恵が回る様に成って来るのである。 |
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